ひとり親家庭(ひとり親になる前の方を含む)に対する練馬区の支援制度

弁護士は、離婚を望む依頼者の代理人として、交渉や、調停・訴訟などを行います。
他方で、離婚後にどう家計を運営していくかについては、制度の紹介などの一般的なアドバイスはできるものの、なかなか踏み込んだ話は難しいのが実情です。

そこで活用できるのが、行政による支援です。

たとえば練馬区役所では、ファイナンシャルプランナーによる無料の家計相談を受けることができます。(家計相談の予約は練馬区生活福祉課ひとり親家庭支援係 03-5984-1319 まで)。

また、弁護士に頼むまでもなく本人同士で話し合いはできるが、取り決めた養育費をきっちり払ってもらえるようにしたいという場合、私は公正証書の作成をお勧めしています。この点、練馬区在住の方は、養育費の支払い確保のため、公正証書の作成費用(公証人に支払う手数料)の助成を受けることができます。

これらの支援メニューは、練馬区のウェブサイトに「ひとり親家庭サポートガイド」として掲載されていますのでご参照ください。

私は、練馬区・大泉学園の町の弁護士として、練馬区の制度を紹介しましたが、他の自治体にお住まいの方も是非、お住まいの市区町村でどういう支援が受けられるか調べてみられることをお勧めします。

この記事を書いた人

伊藤 朝日太郎

練馬区・大泉学園の「町の弁護士」です。
地域の皆様の相続・離婚や、外国籍の方の渉外家事事件などを中心に取り組んでいます。